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本校では’05年度より、読書習慣を身につけて欲しいと読書推進活動に力を入れています。 4月23日(月)の「子ども読書の日」にちなみ、26日(木)の「総合学習」の時間に本年度第一回目の「全校一斉読書キャンペーン」を実施しました。全校生徒は、家から持ってきた本や図書館で借りた本を読み、各教室で静かにひと時の読書の世界を楽しみました。
この行事を機に、一人でも多くの生徒が図書館を利用し、いろいろな活字文化に触れて読書の楽しさを感じていって欲しいと願っています。
○ 実施日時 4月26日(木)7限目 15:30〜15:35 校長先生より放送 15:35〜16:20 全校一斉読書
○ 校長先生よりの放送の概要 今日は、全校一斉読書の日です。これは、本の良さを再認識し親近感を育むことをテーマとした「世界本の日」、「サン・ジョルディの日」にちなんだものですが、ここで少し読書について考えてみたいと思います。
人間を大きく二種類のタイプに分けるとすれば、それは常に考える人とめったに考えることをしない人だと、私は思います。考えることは最初はおっくうかもしれませんが、忍耐強く行うことで慣れてくれば、こんなに面白くて張り合いのあることはありません。 特に「なぜ(why)」を考えることが習慣になれば、自分の考えの幅、言い換えれば人間の幅が広がり、成功者となる可能性は格段に増します。そのためには新聞、書籍、雑誌などの活字にできるだけ親しむこと、読書の習慣を持つことが大切です。
なぜ読書が大切かというと、活字による抽象的、具体的な内容を頭の中にため込んで蓄積したり、それを自分で考えて加工したり、さらに発展させたりする作業があなたの知性を磨き上げ、あなた自身の人間をより大きくするからです。
さらに読書のよいところは、優れた表現の文章を読むことで文章を書く力が間違いなく向上することです。優れた音楽家は優れた音楽をたくさん聴いて、優れた画家は優れた絵の模写を重ねることで育ちます。文章でも全く同じことで、よい文章をたくさん読まないで良い文章は絶対に書けません。人生の成功者となっていくうえで、文章力の有る無しは極めて重要な条件です。
皆さんはこれから、読書について「二度読む価値のないものは、一度読む価値もない。」とはっきり言い切れる、自分の考え・判断をもった人になって欲しいと思います。
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