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本日から本校では38日間の夏期休業を終え、二学期が始まりました。
始業式、校長先生の式辞。まず夏休み中の生徒みなさんの活動が「充実していたこと」についての紹介がありました。
「部活動において多くのクラブが活躍した。野球部、夏の大会初戦で敗退したが最後まで、本当にひたむきに頑張った。インターハイ出場の新体操部、これまで最高の得点を挙げることができた。同様にフェンシング部、全国で勝つことが難しい中、3回戦まで進み全国ベスト16と結果を残した。ダンス部、鈴鹿フェスティバルで高校生チーム最上位の成績をおさめた。サッカー部、選抜大会で県ベスト8となった。演劇部、一年生だけの部員で心理劇に挑戦した。吹奏楽部、コンクールで例年通りすばらしい演奏を披露した」
「学習面でも補講に必死に取り組んでいる姿、図書館や自習室で一心不乱に集中して取り組んでいる姿が見られた」
「海外へ訪問するボランティアに参加する生徒もあった」
「このようなひたむきな努力が人を高める。本校の生徒の活動を見て本当に嬉しく思った」
続いて、校長先生自身の夏休みについて触れました。その中で映画『少年H』を見た感想を紹介しました。
「「少年H」という映画は日常の平和暮らしの中に知らず知らずのうちに戦争が忍び込み、日常を破壊しまう様子を描いている。太平洋戦争では日本では230万人の兵士・軍属が、80万人の民間の人々が亡くなった。アジアでは2000万の人が亡くなった」
「戦後、基本的人権、国民主権、平和主義の三原則を柱とする日本国憲法ができた。憲法ができて60年以上が経過し、今「改憲」が政治の焦点の一つになっている。2007年に国民投票法ができ、18歳以上の国民が国民投票をする権利をもつ」
「直ちに国民投票が実施されるわけではないが、18歳とは大きな責任を有するということだ。18歳は権利、責任、義務をもつ大人に近づいている」
最後に「部活動や勉強に取り組む目的は、「一人一人が幸せに生きる力」と「幸せに生きることのできる社会を作る力」をつけること」であり、「4ヶ月間ある二学期を充実したものにしてもらいたい」と締めくくりました。
始業式後には清掃、宿題テストと学校生活が始まりました。一昨日の雨から今年の夏の猛暑は少し和らぎ、朝晩は幾分過ごしやすくなりましたが、日中はまだまだ暑い日が続くと思います。明日も宿題テスト、明後日からは平常授業となります。体調管理に注意し、学校のリズムに慣れ、充実した二学期を送ってもらいたいものです。
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