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2013年09月06日
学園祭 オープニング 〜演劇部編〜
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〜演劇部「A funny tale」〜 

 演劇部の発表は、冒頭からテンポよく笑いを誘う20分間の公演でした。
 『浦島太郎』のパロディでした。主人公の浦島太郎が助けた亀に誘われて訪れた悪徳飲食店、「竜宮城」でくり広げられる喜劇です。3年生部員のO君が執筆した創作脚本です。

 1年生7名と3年生9名が一緒に取り組む、最初で最後の公演でした。本校演劇部には2年生部員がいないので、1年生にとっては、上級生から直に学ぶことのできる貴重な機会でした。3年生部員は、5月の部内戦(同じ脚本を二つのグループに分かれて上演する紅白戦)で引退していましたが、その後も折に触れてアドバイスをもらっていましたし、7月末の公式コンクールには例年通り参加はしなかったものの、遠いところ、会場まで後輩の公演を観に来ていました。

 そのような経緯があったので、この文化祭には3年生全員が特別に参加しました。1年生は7月末の公式コンクール以来の、3年生は3月末の公式コンクール以来の公演でした。
 
 以下、関係者のコメントです。

●部長M君(1年)のコメント
 個人的には、いろいろな課題があって、反省することが多いですが、初めて先輩と一緒の舞台に上がれて、嬉しかったです。でも正直言って、これからが不安です。

●前任の部長Y君(3年)のコメント
 1年生と一緒に舞台に上がるのが初めてということ以上に、自分たちの学年にとっては3月以来の舞台だったので、とまどいや緊張感がありました。でも初めの方で(観客から)笑いがとれたので、吹っ切れて楽しくできました。これからは本当に1年生だけの活動になるけど、しっかり頑張ってほしいです。

●顧問N先生のコメント
 ここまで1年生のみの少人数の活動を続けてきて、夏の公式コンクールでも大人数で活動している高校を見て羨ましいなぁと感じていましたが、今回は一時的ではあっても、大人数で活動できたので、合同練習やリハーサルの時からどこか「夢のような」気持ちでいました。いちいち言葉でアドバイスを受けなくても、先輩の活動を「見て学ぶ」ことの大切さを改めて感じました。公式コンクールの脚本がシリアスで抽象的な心理劇だったのに対して、今回はかなり具体的で、しかも笑いを取る内容だったので、クラブとしてはキャパシティーを広げるとても良い機会になったと思います。

 [写真は、津市の県総合文化センター・大ホールにて、演劇部の公演]
 (2013.9.6撮影)

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