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2013年11月07日
人権講演会 フラビアさんを招いて
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 「ステレオタイプの判断に陥らない」。これが「異文化とは 〜日本とブラジルの文化の違いについて〜」と題した、本日6限目の道下フラビアさんの人権講演会のキーワードだったように思いました。

 「ステレオタイプ」とは「・・・メディアが伝えるイメージが固定化し、人は思考を省略してそのようなイメージに基づいて認識、判断を行うようになる。そのような固定化されたイメージ」(知恵蔵2013)です。「ブラジル人といえば、サッカー、サンバ。でも、サッカーをしないブラジル人も、サンバを踊らないブラジル人もいます」とフラビアさんはわかりやすい例を挙げてくれました。

 一方、「ステレオタイプ」的な判断から自由になることも非常に難しい。フラビアさんは「一人の言動をその人が所属する集団や国の全ての人に当てはめないこと」と早計せず、一呼吸おいて判断することの大切さを強調していました。

 このこと以外にも、「ブラジルという国の成り立ち」や「日本に来て苦労したこと」などに話が及びました。

 講演会後、5名の生徒との懇談会。参加した生徒からは「日本語をどのように勉強しましたか」「憶えた日本語で好きな言葉は」「なぜ大学に進学したのですか」「ブラジルの中には文化的な摩擦はありませんか」等の質問が発せられました。

 来週火曜日のLHRで講演を振り返り、多文化共生について再度、考えます。

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