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2013年11月08日
図書館文化講座 斎王紙芝居
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 本年度、2回目の図書館文化講座は「かわせみ座」による紙芝居。「かわせみ座」は斎王を紙芝居で取り上げる女性4人の一座です。本日、放課後、図書館で30名を超える生徒が参加し、紙芝居を鑑賞しました。

 紙芝居の前に、斎王(いつきのひめみこ)について説明がありました。
「7世紀後半に天武天皇によって定められた斎王制度はおおよそ660年続き、南北朝の時代まで続きました。天皇が即位する度に、未婚の皇女が選ばれ、この間、下は2才、上は29才まで60人の斎王が選ばれました」

 11世紀の斎王「良子(ながこ)」内親王をモデルにした紙芝居で、「京の巻」「伊勢の巻」「ながこひめの伊勢物語」でした。貼り絵の大型紙芝居は手作りで、4人のメンバーが楽器を用いたり、ビニールひもで風の音は出す等の効果音を入れたりしながら、語り口や声色を変えて、「ながこひめ」「わかせみ」「かめ」「松」などいろいろな役を演じて話が進みました。

 古典というと難しいと思って敬遠しがちですが、古典に出てくる人たちも私たちと同じように考え、生きている人たちだったと感じることができたでしょうか。また地元の伊勢や斎宮の歴史に興味をもつきっかけになったでしょうか。

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