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2013年12月10日
少年ジャンプ 元編集者を招いて
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 少年ジャンプの編集者を長年つとめた茨木政彦さん(津市出身)を招いて、本日、6・7限に1・2年生を対象に講演会を行いました。「働くということ」について少しでも理解を深めることを目的に、編集者の役割や苦労、やりがい等について話をしてもらいました。マンガ家が〆切りに終われるエピソードの紹介もありました。

「連載マンガは最初、3から4話程度、ストーリーがある。読者の反応を見ながら、作者と一緒に編集者もストーリーを考える」

「ジャンプは後発のマンガ雑誌。新人を伸ばすことをモットーに取り組んできた」

「20人ぐらいのスタッフがそれぞれ30人程のマンガ家を担当している。ヒット作がでるかどうか、編集者もマンガ家も競争」

「編集者はマンガ家だけでなく、いろいろな人と関わる。例えばマンガを元にゲームにしたり、アニメ化やキャラクター商品化したりなど異種の仕事をする人ともかかわる。編集者として大切なことは人付き合い。コミュニケーションをとること」

「若い才能あるマンガ家には、一緒に下宿を捜したり、差し入れをしたりするなどして、才能を伸ばす」

 講演後には、会場の生徒からの質問に答えてもらいました。最後は、「大切なことは自分で考えること。日本社会はややもすると同調圧力がかかる。だからこそ、自分で考えることを身につけてください」と話し、講演を締めくくりました。

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