|
本日、10時から第60回卒業証書授与式が行われました。担任の先生の呼名に応じて「ハイ」と返事をし、その場に起立。卒業生318名の呼名が終わると、総代の生徒に21390号の卒業証書が学校長から授与されました。
続いて、学校長式辞。「高校における学びが、先生から丁寧に教わり、こなすだけになっていないか」と普通科教育の課題を指摘し、「努力することはもちろん大切だが、何のために学ぶのか、考える力を身につけてもらいたい」と訴えました。映画「ハンナ・アーレント」に描かれたホロコーストの中心人物、アイヒマンの「悪の凡庸」(自分の判断を停止し、与えらえた指示を淡々とこなすだけ)や、オウム真理教の事件、最近の日中・日韓関係に見られる反知性主義的な言説の危険性を例に挙げ、思考する態度を養ってもらいたいと繰り返し述べました。
PTA会長代理、副会長祝辞。「自らの経歴や身体的ハンディーキャップを偽り、別の人物に作曲してもらっていた」作曲家の例から、「これからの人生で正義に従った選択をしてもらいたい」と、これからの人生における指針について話がありました。
送辞では「卒業する3年生の体育祭や文化祭に取り組む姿や、勉強する姿から学んだこと」に対して感謝の言葉が述べられ、「勉強も部活動も頑張る津東高校の伝統を受け継いでいく」と決意が語られ、答辞では3年間の思い出とともに、保護者への感謝の言葉が述べられました。
最後は、新たな門出を祝して、本校を巣立つ3年生に暖かい拍手が送られ、会場全体が暖かい雰囲気に包まれ、卒業式を終えました。 卒業生のみなさんへ
いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある だからもう迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと…
|
|