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北海道修学旅行、最初の訪問地は小樽です。小樽について少し調べてみました。 @小樽という地名は、アイヌ語でオタ・オル・ナイ(砂浜の中の川の意)と呼ばれたことに由来します。 A小樽港は北海道開拓の重要な港湾として位置づけられ、1880(明治13)年には道内で最初の鉄道が手宮と札幌間に開通しました。 B北の貿易、商業の中心都市であるとともに、特に明治から大正にかけて中央の金融機関が進出し「北のウォール街」と呼ばれました。 C色内一帯には中央の建築家の手による旧日本郵船(株)小樽支店(国指定重要文化財)、日本銀行旧小樽支店(小樽市指定有形文化財)など、近代建築が数多く建てられました。 Dさらに小樽といえば数多くの文学者を輩出した街としても有名です。商業・金融の街、小樽に、明治43年(1910年)に5番目の官立高等商業学校として設立されたのが小樽高等商業学校(1944年より小樽経済専門学校)。今日の小樽商科大学の前身です。この小樽高等商業学校で学んだのが小林多喜二、伊藤整です。
小樽には当時を偲ばせる多くの建造物が残されており、歴史や文化を今に伝えています。散策する中で、明治・大正の小樽に思いを馳せてみてください。
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