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3年生、前川楓さんが10月下旬にカタール・ドーハで開催される「IPC2015世界陸上競技世界選手権大会」の女子100Mに出場します。
IPCとは国際パラリンピック委員会(International Paralympic Committee)の略称であり、パラリンピックを主催する団体です。さらにパラリンピックとは「もう一つの、同等の」を意味する「parallel」と、「olympic」を合わせた造語。
10月8日には、所属する大和鉄脚壮行会の関係者と本校校長、陸上部顧問とで三重県知事を表敬訪問しました。その時、新聞社の取材も受け、記事になりました。読売新聞には次のように取りあげられました。
「・・・転機は高校1年の秋だった。義足訓練のために入院していた病院の加藤弘明医師に勧められ、2012年4月に発足した下肢切断者のスポーツクラブに参加した。しかし、競技用の義足に慣れることができず、「最初は楽しくなくて、競技としてやる気はなかった」と振り返る。それでも、加藤医師らのアドバイスを受け、だんだん義足で走れるようになってきた。自分の力を試そうと、昨年6月の「日本身体障害者陸上競技選手権大会」の100メートルに完走を目標に出場。記録は22秒台で最下位だったが、すっかり走ることに魅了された。翌月には津東高校陸上部の門をたたいた。部活の練習は大変だったが、仲間から「がんばろう」と励まされ、必死の思いで付いていった。上下動の激しかったフォームも修正。日々の練習をこなすうちにタイムも良くなっていった。大阪市で先月開かれたIPC公認の「ジャパンパラ陸上競技大会」では17秒60の自己ベストで優勝。向かい風の中で日本記録に迫る好タイムを出し、世界選手権に向けて調子をあげている。・・・・」(YOMIURI ONLINE 10月10日)
今月29日予選、30日決勝の大舞台に臨みます。来年のリオデジャネイロ、さらには2020年の東京を見据え、力の限りを尽くしてください。
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