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「これで、オープニングを終わります」。最後の演目、吹奏楽部の演奏を終え、オープニングの終了を告げるアナウンス。これで終わったとみんなが思ったのもつかの間、「まだ、終わりたくない人がいるようです」と司会が告げました。一旦閉まった幕が再度、開きました。舞台前に座る、3年生から「キャー」と悲鳴に似た歓声。そこには3年生担任の先生の姿がありました。ダンスを披露し、最後に学年主任の先生から「これから3年生は大変ですが、一緒にがんばりましょう」と締めの言葉がありました。
本年度、学園祭のオープニングは台風13号の影響で、前日に予定どおり実施できないパターンを連絡しなければならないほど、実施が危ぶまれていました。幸い、台風が温帯低気圧に変わり、予定どおり実施することができました。
クラスと文化部(吹奏楽、演劇、放送、ロッキン)、新体操部、ダンス部、有志による発表、幕間には一般公開日に食品バザーを行う3年生によるCMなどがありました。日頃の練習の成果や趣向を凝らした発表で、舞台と観客が一体となった雰囲気に包まれました。
今年度、オープニンブの特筆すべき発表は「校歌独唱」。特別活動部が今年度から企画、実施してくれています。各行事や集会等で、校歌を生徒が独唱し、その後全員が歌うという企画で、今回が4回目となります。今回は独唱の前に、劇がありました。純真な幼少期から高校生へと成長し、進路や勉強のことで悩み、昔の自分を忘れてしまいそうになっている時、昔の自分に一時、戻る鍵が「歌」であり、その歌が「校歌」という設定。劇を演じた生徒による独唱後、観客席にいる生徒にその場に立つよう促し、今度は生徒全員による歌声がホール一杯に拡がりました。
こんな感じで最初から最後まで一体感のあるオープニングでした。
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